今回は、本連載でお話しする「ルータ・ファイアウォール・VPN」につきまして、想定するネットワーク構成と使用する機材の紹介を行いたいと思います。
以下に示したのが本連載で想定するネットワーク構成図です。
……と、この図では殆ど何も説明してないに等しいですね。まずは本社と支社の二つの拠点にネットワークが存在し、インターネット接続と二拠点間接続がある、とだけ理解してください。
使用する機材はルータ兼ファイアウォールが本社と支社に1台ずつ、本社がJuniper「NetScreen 5GT Extended」、支社がYAMAHA「RTX-1100」になります。下の写真の上段が「NetScreen」、下段が「RTX-1100」です。一緒に写っている「京ぽん(Willcom AH−K3001V)」との比較でも見て取れますようにいわゆる弁当箱サイズ、家庭用のブロードバンドルータと呼ばれる製品とあまり変わらないサイズです。なお、今回のこの二台の選定は理由は、ネットワーク技術部のテスト機材として身近にあった物を選んだためと言う、とても単純なものです。