関数プログラミングの世界の標準教科書である Introduction to Functional Programming using Haskell の翻訳が、つい先日出た。
オーム社からで、翻訳は Haskellで有名な山下さんである。
定価3990円(税込)はちょっと高く感じるかもしれないが、これは原書よりもはるかに安く設定されており、オーム社の意気込みが感じられる。
A5判で、約400ページの本である。
既存の、つまり手続き型のプログラミング言語の本ばかり読んできた人は、かなり面食らうのではないかと思われる本である。
ちょっと見たところ、プログラミングの本というより、関数プログラミングとは何か書いた本といった雰囲気だ。
もちろん、例題などでは Hasekellが使われているのだが、解答がいちいち載っているわけではない。ネットで答、解説を探すと、著名な本名なのでかなり見つかる。もちろん、英語なのだが。
ということで、本書を読もうとして、Haskellをインストール(正しくはアップデート)した。
なかなか解り難いところもあって、じっくりと、そしてしばしばページを逆戻りして再確認などしないといけない本である。
圏論との関係も、本書のあちこちで、ちょろちょろと説明があるようだ。
読み進めながら、なにかちょろちょろと書き進められたらと思っている。