AZUREソリューション部の土田です。
Azure Blockchain workbenchでは、現在Ethereum PoAが利用可能で、今後Hyperledger Fabric, Cordaのサポートが予定されています。
検討用資料として、基本的な情報をまとめておきます。
この情報は2018年10月現在の情報です。
比較内容 | Ethereum | Hyperledger Fabric | Corda |
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コンセプト | Blockchain App Platform | A Blockchain Platform for the Enterprise | The open source blockchain for business. |
コンセンサスアルゴリズム | PoW/PoS/PoA | PBFT | PBFT |
スマートコントラクト | Solidity | Go/Java/Node.js | Kotlin/Java |
ネットワークへの参加 | Public/Private/許可制 | 許可制 | 許可制 |
Blockchain App Platform
ERC20,ERC223,ERC721等の規約に準じたトークンを発行することで、Ethereum上でアプリケーションを開発できる。
Proof of Work。将来的にProof of Stakeに移行予定。
コンソーシアム型にはProof of Authorityも選択可能。
WorkbenchではProof of Authority。
SolidityまたはGo
現在開発中のeWASMでは、WAVMをターゲットにコンパイル可能な言語でスマートコントラクトが記述可能になる。
パブリック・プライベート・許可制すべて選択可
A Blockchain Platform for the Enterprise
モジュラー・アーキテクチャーによるブロックチェーンのアプリケーションやソリューションの開発基盤となることを目的としている。
取引データのノード間共有を制限することが可能。
Practical Byzantine Fault Tolerance(PBFT)
公式呼称はChaincode
Go,Java,Node.jsで記述可能。
許可制
The open source blockchain for business.
取引履歴を当事者以外で共有しない。Corda互換のネットワークなら資産のやり取りが可能。
PBFT
Kotlin,Java
JVMで動作する言語
許可制