2017年 07月 10日
報道関係者各位
2017年07月10日
株式会社タイムインターメディア
電気通信大学アライアンスセンター内に
知識工学センターを移動し産学連携を強化
株式会社タイムインターメディア(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:佐藤 孝幸、以下「タイムインターメディア」)は、研究開発、産学連携を行ってきた知識工学センターを東京都調布市の電気通信大学100周年記念キャンパス内のUECアライアンスセンターに移動し、さらなる産学連携活動を開始します。入居部門は、いままで複数部門に分散していた人工知能関連業務を集約し、部門名をAIイノベーション部といたしました。
知識工学センターは2000年に設立され、人工知能技術、とくに進化的計算を利用した研究開発を中心に研究開発を行ってまいりました。応用として、ナンプレなどの数理パズルの問題の自動生成を行い、パズル雑誌、パズル問題集などに既に1万問以上の問題を提供しています。最近では、国立高専全51校の時間割の自動生成にも応用されています。その他にも、コンピュータ系の専門書の執筆、翻訳、寄稿を行い、オライリー・ジャパン、オーム社、ASCIIドワンゴ、岩波書店などより出版してまいりました。
バーチャレクス・コンサルティング株式会社と共同で開発しているチャットボット作成ツール「kiten(キテン)」の開発部門も入居します。kitenは2016年12月にベータ版をリリースし、無料で一般公開しています。現在は2017年9月の正式リリースに向けて「人間のような気が利く会話ができるチャットボット」をコンセプトに、日本語の自然言語処理技術の応用をはじめとした各種機能の開発を行なっています。
タイムインターメディアは、大学を中心とした教育機関向けICTソリューションを展開しており、電気通信大学を中核とした実社会で活躍するイノベーション博士人材の育成を目指した一般社団法人スーパー連携大学院コンソーシアムにも参画し、日本の教育の高度化に多角的に取り組んでいます。今回、電気通信大学内部に拠点を持つことで、教育問題をより深く理解し、教育の改革推進に寄与できると考えています。
IT、人工知能に非常に強い電気通信大学の中に知識工学センターが移動することで、今まで以上に電気通信大学との連携を強め、人工知能を中心に様々な形の連携により、社会のイノベーションに貢献していきます。
電気通信大学UECアライアンスセンターオフィスの概要
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