『超絶難問ナンプレ 300 VOL.4』の紹介

当社の知識工学センターパズルプロジェクトが問題制作をした『超絶難問 ナンプレ 300』シリーズの VOL.1 が、2014 年 5 月 6 日に学研から出版されました。
それ以降、3 ヶ月毎に定期的に出版していて、このたびの VOL.4 は 2015 年 2 月 5 日の出版です。

書店での取り扱いの指定が裏表紙に印刷されていますが、好調な売れ行きのため、今回から「ロングセラー」扱いになりました。これにより、書店の店頭に長く置かれることになりました。

本書は、超難問が大部分という、超上級者だけを対象にした問題集です。すべての問題にはそれぞれ目標タイムが設定されており、自分がどのくらいのレベルか判定できるようになっています。基準時間の調整にはパズル作家だけでなく、世界チャンピオンの解答時間も考慮しています。ちなみに、世界チャンピオンは、基準時間の 1/3 ～ 1/4 位で解きます。

本書では人工知能による自動生成技術を活用することで、形の美しさ、ヒント数の少なさ、難易度、使用手筋などにこだわって作っています。超上級レベルの問題も、ただ単に解くのが困難というだけでなく、人が面白いと感じる手筋を重層的に組み合わせて実現されており、パズルマニアの方にはハッキリとその違いを感じ取っていただけることと思います。

最終問題の 1 問だけは、本書の巻頭にある解き方だけでは解けない文字通り超絶難問にしています。この問題を理詰めで解くことは極めて困難で、使用手筋を学研の「パズルタイム」で公開しています。

3 ヶ月毎に出版していますが、3 ヶ月で解き切れれば間違いなく上級者です。他のナンプレ難問集が楽に解けたという人でも、超絶難問集を解くのは困難でしょう。