ドダイでは従来の OR マッピングだけでなく、View と Object のマッピングを自動的に行う機能があります。この機能により前述の図のようにアプリケーションで記述するコードが減ります。
その結果開発コストの軽減はもちろんですが、もっと大きな点として品質が向上します。我々の開発経験では ORV のそれぞれのマッピングで発生する単純エラーが非常に多く、テストにかける工数が大きくなっていました。
副次的な利点としてテーブル定義書が常に最新に保たれるということがあげられます。ドダイではテーブル定義書から自動的にソースコードを作成するため、定義書はソースの一部としてコンパイルされる対象です。そのため途中でのテーブル定義の変更にも柔軟に対応することができるようになっています。
ドダイの設計のゴールは一度書いたことを2度書かないことであり、極力自動化するということです。
ORV マッピングはその一例ですが、ドダイのほかの機能もこのことを目指しています。 これはメンテナンス時のコストを軽減し、コードをより説明的にし、よりオブジェクト指向的な設計を生みます。