ビジネスアプリケーションの開発は根気との戦いだ。
毎度同じようにデータベースからデータを選択して画面に表示して、それをユーザに加工させて、再びデータベースに書き戻す。
時には別のテーブルに書き戻したり、帳票に出力してみたり。
ちょっと複雑なクエリーでも書いてみればもう立派なアプリケーション開発者と呼ばれ、そこには技術的なカタルシスなどどこにもない・・・
ゲーム業界からビジネスアプリの世界へやってきた私はその単調さにビックリしながらも、次第に要件定義の奥深さやRDBの奥深さに見せられていった。
しかしなんといっても同じことを毎回繰り返すのは人間には向いていない。人間は同じことを繰り返すと間違えるしすぐに飽きてしまう。
そもそも繰り返しが得意なのはコンピュータなのだ。毎日コンピュータを使って単調作業をやらせているではないか。
なぜ毎回毎回単調作業を繰り返すのか?
DODAIはそんな不満をベースに開発されたASP.NETベースのアプリケーションフレームワークだ。ASP.NET自体がよくできたフレームワークなのでDODAIはその恩恵をたっぷり受けている。
中でもDODAIが特に力を入れているのはRDBからデータを抜き出して、画面に表示してそれをユーザが加工してRDBに書き戻す。といった一連の作業のサポートである。
RDB⇔オブジェクト⇔画面 といった変換部分はビジネスアプリケーションでは多くの部分を占め、単調なコードが続くのが普通である。
まずO/Rマッピングと呼ばれるレイヤーがRDB⇔オブジェクトの変換を行う。DODAIではこのO/Rマッピングのコードを自動生成することにより、プログラマを悪夢の単調作業から開放する。
さらにオブジェクト⇔画面 の変換をO/Vマッピングとしてサポートする。これにより悪夢の単調作業をさらに軽減する。
単調作業が減るとプログラマは本来やるべき仕事をできるようになるし、なによりも単調なことは人間がやるよりコンピュータに管理してもらったほうが何倍も信用できるのである。
かくしてDODAIは作られた。なんでDODAIなのかって?そりゃ私がガンオタだからです、ハイ。