前回述べたようにビジネスアプリの世界では単純な作業が多い。ドダイはその単純作業を人間から奪い取って代わりに作業をしてくれる。今回はドダイによってものごとがどの程度変化するかを書いてみよう。
まずは使用前。典型的なRDBを用いたビジネスアプリの構成は次の図のようになるだろう。
次に使用後。ドダイを導入すると次のようになる。
グレーの部分が人間が作成しなくてはならなかった部分で、ドダイの導入によりそれが劇的に減っているのがわかるだろう。
ドダイの開発においては「DB定義書」が中心になり、テーブル作成用のSQL、O/Rマッピング用のソースコード、画面とのマッピング(O/Vマッピング)用のコードがそれぞれ自動的に生成される。図中緑の線の部分が自動生成される部分だ。
たとえばテーブルStaffにemail2というフィールドが追加されたときのことを考えてみよう。ドダイ使用前なら次のようなステップが必要だ。
これらのすべての場所で「email2」という文字(コード)が現れる。さらに最大文字数や場合によっては日付型や整数型なので型についてもコードを書かなくてはいけない。
これだけの場所を変更するのだから、どこかでプログラマは単純ミスを犯す。それを発見するためにテスト工数がかさむのである。ドダイ導入によりこのステップ次のようになる。
いかに簡単になったかわかるであろう。ドダイ導入によるメリットをまとめてみると
「書かなければバグらない」それはもう単純明快で強力な原則である。ドダイはプログラマから単純作業を奪い取ることによって工数を削減し、同時に品質を高める。
特にRDB⇔オブジェクト⇔Viewの間のマッピングは同じこと(フィールド名や型)を何度も書かなくてはならずバグの温床になっている。
さあこれを読んでいるあなたもドダイをおひとついかかでしょうか?