採用最前線物語 – 14.健康維持が一番大切


採用最前線物語

執筆:H.F

健康維持が一番大切

知識や経験を積んで有能な技術者、有能な管理職になろうと思っても、健康でなければどうにもならない。重要なミーティングやプレゼン、検査の日に休んだりしたら、まったく仕事にならなくなる。会社員であるためには、健康で毎日仕事ができることが必須だ。

IT 業界では、作業の多くはパソコンを使って行なわれるので、キーボードを打つだけの体力があれば事足りる。あとは、ノートパソコンを持ち歩くとき、鞄が少し重くなる程度に過ぎない。

筋肉を使うような仕事は少ないが、集中力を必要としたり、納期 (締切) に間に合わせるために、一時的に長時間労働になることはある。作業の多くが頭の中で行なわれることであり、どのくらい大変なことを行なっているかは測定しにくい。

頭脳労働は、実は病気が大敵だ。ちょっと頭痛がしても、思考には大いに影響が出る。体のどこかが不調になれば、注意はそちらに向いて、やるべき仕事はおろそかになってしまう。うっかりしていると、普段は犯さないような馬鹿な失敗をする。そして、大きな事故になることがある。

でも、人間は、どうしても病気になる。プログラムを作っていると、机に座り、延々と画面を見ながらキーボードを叩くことが続く。どう考えても健康的な作業とは言いがたい。適当に体を動かしておかないと、椅子の形に体が固まってしまい、腰痛とかになりやすい。また、動かないので、肥満にもなりやすい。

若くして持病がある者もいるだろう。原因不明の病気の者もいるだろう。それでも、IT 業界で働きたいと思う人もいる。病気であることはやむを得ないが、不規則に予告なく休まなければならないようにならなければ、十分働くことは可能だ。病気を、きちんと自己管理すれば良いだけだ。

健康に良いことをやってますか? 健康に悪いことをやっていませんか?