WCCI2022(4) 現地参加レポート


2022年 08月 30日

WCCI2022に現地参加してきました.その内容について,報告します.

ヴェネツィア・テッセラ空港までの移動

自分が調べた限り,現在日本からヴェネツィア・テッセラ空港までの直行便は存在しません.自分は,トルコのイスタンブール空港を経由する南回りのルートで移動しました.羽田空港から13時間10分のフライト,その後2時間30分のフライトでした.どちらもトルコ航空の便で,座席は9割ほど埋まっている状況でした.

イスタンブール空港で日の出を見ました.

パドヴァまでの移動

イタリアに到着後,高速バスを利用してパドヴァまで移動しました.イタリアは信号が少なく,ラウンドアバウトが多かったです.バス自体も道もキレイなのですが,ラウンドアバウトによって体が左右に大きく揺れるのがネックでした.

道を見ていると,日本と道路標識が異なるのが面白かったです.道が二つに分かれるとき,日本ではY字型の標識が置かれますが,イタリアでは,Λ字型の標識が置かれていました.また,右下,左下だけを向いた標識も多数見かけました.

現地参加して感じたこと


皆で集まって対面で開催する学会は良いものだと改めて感じました.勿論,オンライン学会は気軽に参加できる良さ,自分の慣れ親しんだ環境で発表できる良さなどがあります.しかし,質疑応答やディスカッションは対面の方が優れていると感じました.研究に関する何気ない雑談や,人脈つくりは対面だからこそ出来るものだと思いました.

研究というクリエイティブな事をするためには,外部から刺激を受けることも必要で,そのためには,異国の地に行って,色々な人と接するという作業が重要なのではないかと感じました.また,外国語のメニューを見て内容を理解する,外国語で自分の意志を伝えて注文をするという作業は,研究に通じるものがあると感じました.他人の研究を見て内容を理解する,自分の研究内容を分かりやすく伝えるという作業に似ていると感じました.

日本への帰国について

日本からの出国は難しくないのですが,日本への帰国は大変だと感じました.具体的には,

  • 出国前72時間以内のPCR検査(70ユーロ)
  • mySOSのインストールと質問票,誓約書,ワクチン接種証明書,(陰性)検査証明書の提出
  • 羽田空港での長距離徒歩移動と入国手続き

が大変でした.PCR検査結果が陽性だった場合,日本政府から帰国が拒否されるため,ビクビクしながらイタリアで過ごしていました.海外でのPCR検査は1万円以上の費用が掛かり,万が一のための保険にも入ったので,金銭的にも大きな負担でした.羽田空港のコロナ関連の手続き場所は,一か所にしか存在しないようでした.飛行機の降りた場所,持ち込み荷物の受取場所から遠く,延々と歩かされたので,負担に感じました.

終わりに

現地参加レポートとして,自分が体験したこと,感じたことをお伝えしました.
ご覧いただきありがとうございました.

少し先になりますが,次回のWCCI 2024は日本(横浜)で開催されます.
是非参加をご検討ください.