第23回 進化計算学会 研究会 参加報告


2023年 04月 13日

第23回進化計算学会研究会に参加してきました.その内容について,報告します.

基本情報

進化計算学会は,毎年3月と9月に研究会を開催しています.
第23回進化計算学会研究会は,2023年3月6日(月)~7日(火)の期間,東京都立大学 日野キャンパスにて開催されました.
直近の学会は,口頭発表のみで現地とオンラインのハイブリッド開催でしたが,今回は,ポスター発表を含む形式で現地開催されました.これは,コロナが流行する以前の2019年9月に開催された第16回進化計算学会研究会と同じ形式です.今回は,研究発表はせず,聴講参加しました.そのため,費用は掛かりませんでした.

2日間の日程

弊社の知識工学センターの最寄り駅である調布から東京都立大学 日野キャンパスまでは,およそ1時間です.
京王線で京王八王子駅に行き,そこからバスで「大和田坂上」に行き,更に10分ほど歩くと着きます.
最寄り駅はJR八高線「北八王子」駅で大学まで徒歩約15分かかります.

学会会場は,非常に近代的でおしゃれな建物でした.建物の模型が展示されており,全体的に新しい感じです.

今回の研究会は,2日間で21件のポスター発表と1件の特別講演がありました.ポスター発表は,1時間半のセッションが3つ用意され,1セッションで同時に7名が発表します.最初の15分で一人2分のショートプレゼンテーションが行われ,その後ポスター会場に移動して研究の議論をします.
ポスター発表は,先生による発表が2件で残りの19件は学生による発表でした.アルゴリズムやベンチマーク問題に注目した基礎研究に関する発表が多くを占めていました.何件か英語での発表もありました.
特別講演では,高齢者の認知能力を測るという話がありました.そして,2日目の学会終了後,実際に高齢者の認知能力を測るために使われているトレーラーを見学させて頂きました.

個人的には,留学生の方と英語で議論できたのが嬉しかったです.オンラインの環境であったり口頭発表だと,拙い英語で話すことに躊躇いがありますが,対面で活発に議論されている環境だったので,自分もその中に参加する勇気が持てました.

感想・終わりに

今回の研究会は,現地でのポスター発表のみということで,完全にコロナ前と同じ状況に復活した学会でした.オンラインでの利便性に勝てない部分もありますが,全体として非常に良い学会だったと思います.
トレーラーの見学,研究でやっていることの体験は,現地に行ったからこそできたことだと思います.

第21回進化計算学会研究会で発表してから,進化計算学会で発表しないまま1年前が過ぎてしまいました.
9月に開催される次回の研究会では発表ができるように,今後も頑張ります.