EMO2023という学会に参加,発表してきました.その内容について報告します.
EMO (International Conference Series on Evolutionary Multi-Criterion Optimization)は,2001年から隔年で開催されている進化型多目的最適化に関する国際会議です.
前回のEMO2021は,2021年3月28日(日)~31日(水)の期間,中国の深圳で開催されました.
開催形式は現地とオンラインのハイブリッドで,自分は以下の内容をオンラインで発表しました.
今回のEMO2023は,2023年3月20日(月)~24日(金)の期間,オランダのライデンにて開催されました.
自分は以下の内容を現地で口頭発表しました.
発表したアルゴリズムは,こちらで公開しています.
オランダは,西ヨーロッパに位置するEU加盟国の1つです.東はドイツ,南はベルギーと国境を接し,北と西は海に面しています.日本とは8時間の時差があります.
ライデンは,憲法上の首都であるアムステルダムと事実上の首都であるハーグの間にあり,アムステルダム・スキポール空港から30分で行けます.ライデンは,オランダ最古の大学都市で,日本博物館シーボルトハウスをはじめとする多くの博物館があります.EMO2023は,PLNT Leidenで開催されました.
成田空港-アムステルダム空港間の移動ですが,行きはソウル立ち寄り便を利用しました.
仁川国際空港で少し時間があったのですが,時間が深夜だったためお店はどこも閉まっていました.
アムステルダム空港は,KLMオランダ航空を含む幾つかの航空会社の拠点であり,乗り換え空港として使う人が多い印象を受けました.空港に到着後,ライデン行の電車にはスムーズに乗れました.
2等車に乗ったのですが,新幹線の自由席に近い雰囲気で静かで快適な移動でした.
ライデン到着後,学会開始までの合間に風車と日本博物館シーボルトハウスを見学してきました.
風車の建物は内部に入れて,高いところまで梯子で上がれます.風車が回転し,連動して内部の機構が回転している様子を間近で確認できます.街の景色が見られる外のスペースもあります(隙間や床の傾きがあって怖かったので出ませんでした).内部の梯子は勾配がかなり急で,降りるときは注意が必要です.ライデンの素晴らしい名所ですが,内部を見学するのは自分の体調と相談して決めたほうが良いと思います.
日本博物館シーボルトハウスは,街の風景に溶け込んだ目立たない建物なので,地図をよく見て探した方が良いです.日本の浮世絵や江戸時代の道具,動物のはく製などが展示されていました.外国から見た昔の日本を学ぶことができる大変貴重な機会を得ることができました.
オランダでは,だいたい英語が通じました.オランダ語しか表記が無い場合もありますが,イギリスの国旗マークを押すと英語が表示されることが多いです.
現金が利用できない店舗があるので,タッチ決済対応のクレジットカードを用意しておくと良いと思います.
次回の後編では,研究の話をしたいと思います.お楽しみに.