出展支援システムをつくろう(2)


2010年 12月 26日

さて。
出展支援システム、前回はざっくりと要件をまとめました。
何をどこまで実現できるかわかりませんが、指針大事ということで。
今回は、それぞれについて概説します。

■共用レンタルサーバで運用可能

展示会やイベント、即売会(以下、出展)には大小様々な規模があります。
出展者が数人〜百人くらいであれば、手作業で管理したほうがいい場合もあると思います。
もう少し規模が大きくなってくると、システム化、自動化したくなってきます。
専用サーバは高すぎる。安価でもVPSなどroot権限を付与されるものは管理が大変。
そういった理由で共用レンタルサーバを選択。
わりとあることじゃないかと(勝手に)思ったので、こんな制限をつけてみました。

■出展者の募集(申込)、確定、公開のフローをサポートする

出展の業務フローって、おおまかには、こういうものではないかと思います。

1.申込用紙に出展に関する情報を記入して主催者に提出
2.主催者側で申込用紙のチェックをし、出展者を確定する
3.確定した出展者を一般に公開する

2.において、参加資格の審査、優先順位付けなどが行われる場合もあると思いますが、このあたりはうまくサポートできるか分からないので、現段階では頭の片隅においておくにとどめます。

■サービスの拡張を考慮する

出展を行うからには、より多くの人に来てもらいたい。
そのためには広報を充実させる必要があります。
最初はWebサイト上で宣伝するだけだったとしても、メールマガジンやtwitter、動画、紙媒体での広報など、様々なメディアに進出する可能性があります。
露出するメディアなりが増えたときに、なるたけ手軽に対応できるようにしたほうがいいでしょう。
あまり考えすぎると収拾がつかなくなりそうな点ではあります。

■できればコマンド一発でよきにはからってくれるものを

非常に曖昧ですが、CUIで操作できるような簡素なインタフェースがつくれたらなと思います。
出展者の申込状況や確定状況などを、いい感じにレポートしてくれると良いのではないでしょうか。
なかなか難しいところかもしれません。

抽象的だったり感覚的な言葉が並びましたが、最初のイメージはこんなところで。
設計したり、実装していくうちに右往左往することになるかもしれませんが、ひとまずの指針ということで。

次回は、もう少し実装よりのことを書きます。