MATH POWER 2017 向けに巨大パズル作成(7) 247合体


2017年 09月 24日

MATH POWER のイベントが着々と近づいている。
なかなか詳細が決まらなかったのだが、最終的な合体数が決まった。
図ではこんな感じだ。

MATHPOWER247frame.pngブロク上では非常に細かくなっているが、右クリックで図だけを表示して見て欲しい。
ちゃんと9×9の板が247枚重なった状態になっている。

小さいマスで数えると、縦方向69, 横方向273である。
69×273 = 18837マスとなるのだが、これでは空き(穴)部分まで含まれてしまうので、ちゃんと計算してみよう。

247×81 = 20007 マスになるが、これでは重なっている部分が2重にカウントされているので、取り除く。
重なっている部分は3×3のブロックで、これが、縦に10段、横に44列あるので、全体のマスの個数は
247×81 – 10x44x9 = 16047個ある。
このうち数千個には最初から数字が入っており、その数字(ヒント)を参考に解き進んでく訳である。

ヒント数は4000前後を予定しているので、書き込まないといけない空きマスは、約12000マスである。
これを33時間くらいかけて解いて欲しいので、平均で1マスあたり6秒で解けばよいことになる。
5人で同時に解くならば、1人30秒で1マス書き込めば大丈夫である。
これは、かなりじっくり考えてながら解くペースである。
9×9に換算して、1枚約30分かけられるので、つい難問にしても大丈夫かと思うのだが、それは来場者のナンプレ能力に強く依存するので、試し解きして調整の予定である。

ところで、合体ナンプレを作る機能は以前からあったのだが、さすがにこんなに巨大な合体は注文されたことがなく、9×9の板を配置するGUIを作って、色々特殊な配置も対応できるようにしていた。
なので、いままでのソフトでも可能ではあるのだが、人手で274枚配置するのはプログラマとしては耐え難い苦行である。

ということで、上図のように規則的な配置の場合は、全体の枠(今回は、69×247)を与え、配置パターンボタンを押すだけで上図の配置ができるようにした。
実際のサイズは、会場都合、撮影都合、現場都合、問題製作都合など様々な要素があって、イベントでよくあるようになかなら決まらなかったのであるが、人手で配置しなかったので、サイズに関しては、かなり気楽に対処できた。

あとは、ヒント配置をデザインし、難易度の設定をして実行ボタンを押すだけ(かな)。

mathpower2017.pngのサムネール画像